禁煙と転職とモテたい願望

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風俗業界のウソ・ホント。実際に現場で感じたことをお答えします!

最近、若者の風俗離れがヒドいらしいです。

 

といってもプライベートで利用しないから別に困らないんだけど、数年とはいえ、業界を盛り上げるために心身を削って奮闘した過去がある身としては、少しだけ寂しく感じます。

 

少し前に「実際に風俗業界で働いて「風俗って実は社会にとって必要なんだ」と思った僕の実体験のお話」という記事を書いたけれど、やっぱり風俗という業界が誤解されているのが大きな要因と思う。もう一つは単純に高いという理由もあるんだと思います。

 

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ですので、今回も実際に現場で働いていた僕が、色々な噂や・みなさんが勘違いしていることを書き綴っていこうと思います。

 

 

届出済み優良店表記の誤解

性風俗のHPを見たことが無い人にはわからないと思いますが、たまにお店の紹介文の中に「当店は公安局へと届出済みの優良店です」のような類の文章を見ることがあります。

 

知らない人が見れば、「公に認められているお店」なのだと勘違いするかもしれません。

 

ですが、それは間違いです。

 

まず前提として、日本では売春は認められていません。といっても、その行為自体に罰則はありません。けれども、金銭を介して第三者が女性ないし男性を紹介したり、場所を貸したり、お店など一定の場所で管理するのは、二年以下の懲役又は五万円以下の罰金になります※1。不思議ですね。

 

また、同じ風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律※2で定められている業種基本的に許可制となっていますが、性風俗は届出制となっています。

 

ちなみに上記の法律は、略語の多くが風適法と書かれていることが多いですが、現場では風営法という呼称が一般的だったので、以後「風営法」と記載します。風適法なんて、実際の現場では一度も耳にしたことはないです。「とんねるずのみなさんのおかけでした。」を「みなおか」と略するくらい違和感がすごいのご了承願います。

 

話を戻しますが、早い話、最終的に性風俗は前述したとおりグレーすぎるのです。

 

建前で違法と記載しているので、表立って「許可」できないんですね。その変わりの届出というわけです。

 

そもそも、性風俗の代表格であるソープランドなんて形式上は公衆浴場。つまりはお風呂屋さんとなんです。違いは浴室に異性がいるか、いないかの一点です。

 

ですからお店・警察側の主張としては「たまたま髙いお風呂屋さんがあって、部屋に入ると何故か受付で選んだ女の子がいる。そこから突然のロマンスが始まっても、それは個人の自由で、コチラ側としては関知できないこと」なんですね。

 

ですので届出も「決まりなのでこの書類を出してください。何故って?決まっているからです。提出されたら、一応届出が出たことは認めるけど、それまでです」という感じ。

 

そもそも風俗とは風営法に定められた業種を指します。ざっくり説明すると「アングラで胡散臭い業界を放置すると、社会を担う青少年にとって害になるので、予めコッチで営業時間や場所を決めますよ」という法律です。

 

ですので、表立って営業しているお店の全てが届出済みの優良店になるんですね。言ってしまえば面接で「僕は人間です」と言っているようなものなのです。

 

みなさんはこの文言に騙されちゃダメですよ。

 

間違ってもお墨付きなんて意味ではありません!

 

借金の形に泡に沈めるぞ!の噂

ひと昔前の映画や創作物でよく聞く、見るこの台詞。このせいで風俗業界に対して悪い印象を持つ人も多いと思います。

 

多くが返済しきれない多額の借金を背負った債務者に、闇金業界やヤクザが放つ強烈な定型文で、普通のチマチマした仕事で稼げないなら、性風俗に行ってドカンと稼いで来いよ!という隠語(?)ですね。

 

外人は鼻が高くて金髪、ツンデレはポニーテールと同じくらい、もはやお決まりのテンプレなので、作者からすれば使い勝手が良いんでしょう。

 

これに対する僕の答えは「僕は見たことがないし、お店にとっても雇うリスクが大きすぎるから現実的ではない」です。

 

 1でも書きましたが、警察と風俗業界というのは圧倒的に後者の方が不利です。そのことは最初から風営法で営業場所・時間を定められていることから見ても明らかでしょう。
 
少し極端な言い方をさせてもらうなら、世にある風俗業者のほとんどは生き死にを警察に握られているんですね。

 

そんな状況で「むりやり風俗で働かれてるんです!」なんて訴えがあった日には、いくら腰の重い警察でも動かないわけにはいきません。特に今は、インターネットで誰でも自由に発言が可能な時代ですので、お店側としては気が気でないと思います。

 

それ以前にお店側が注力しているのは、お店で働く女の子のメンタルサポートです。よほどヘボい運営でなければ、女の子の在籍数が多ければ自然と客は増えていくものです(営業努力が不必要ということではありません)。

 

女の子の数=稼ぎといっても言いすぎじゃありません。なので本当にお店の人は求人に力を入れていれています。そして入店してくれた女の子には出来る限りサポートに入って、辞めさせないように細心の注意を払っています。

 

昨今、地方都市・都心部で、女の子の求人サイト(バニ○やガールズヘ○ン)の広告車が走り回っているのを見れば、その重要度をよく分かってもらえると思います。

 

じゃあ、なんで風俗で働くのかというと簡単に稼げるからです(これも実は違うのですが、それは後で説明します)。その振れ幅は人によって違いますが、基本的にそれ以上でもそれ以下でもないと思ってもらっても大丈夫です。

 

もしかすると「風呂に沈めるぞ!」と言われるレベルの人は違法店にはいるかもしれませんが、僕は本当に見たことがありません。

 

3.風俗業界ってみんなヤクザなんでしょ?

この疑問は非常に回答に困ります。

 

というのも、やっぱり業界で働く上で避けて通れない話題ですので。ただ、別に業界を庇うわけではないけど、実際にそうだと断言はできません。

 

風俗業界というのは、とても多くの噂が流れる業界なんです。

 

やれ、あのお店のオーナーはヤクザだ。やれ、実はココは店長が堅気じゃない。そんな噂は、実際に現場に一週間経てば山のように手に入ります。けれど、そのどれもが不確かで現場レベルではとうてい判断できないものです。

 

ぶっちゃけて言えば、そうだ、と本人の口から聞いたこともあります。一方で、脱サラ後にデリヘルオーナーになったという人も、お店の立ち上げから運営まで、根気よく退職まで付き合った人もいます。

 

ですので、全員がヤクザじゃないとだけは言えます。

 

風俗嬢ってすごく稼げるんでしょ?

これは誤りです。確かに月に100万単位のお金を稼いでいる人もいますが、それはピラミッドの頂点の頂点だけです。

 

流れに沿って説明すると、例えば僕が60分3万円のお店で働く場合で仮定しましょう。

 

お店によって違いますが、女の子の取り分は多くて2/3で2万円。すると100万円を稼ぐには100÷2=50になります。つまりは最低でも50時間が必要なんです。

 

1日5人の場合でも10日かかりますね。4人だったら12~13日。3人だったら16~17日もかかります。

 

しかも時間は60分でも、自身の休憩時間と準備の時間もあるので、大体1回につき最低でも80〜90分。

 

3人だったら4時間半、4人だったら6時間、5人だったら7時間半です。あくまで理想値ですので、実際はもっと非効率です。

 

悪いことに、さらに金額設定が下がればさらに効率は下がます。お店との取り分の割合が、もしこれ以上に悪くなればさらに低くなります。

 

そんなわけで実際は30万稼ぐのもなかなか大変な世界と思います。それでも働く人がいなくならないのは、簡単で高給という風俗業界の嘘(ある意味では本当だが)が世間に浸透しているからでしょう。

 

最後に

風俗なんて元業界ライターからすれば、特別に異質なものだとは思いません。三大欲求の食・眠・性の一つに数えられるくらいに根源的なものです。

 

お腹がすいたら定食屋に行くようなものだと思います。言ってしまえば、女の子もお金の為に働いているし、スタッフだって同じです。

 

どこにでもいる人が、生きる為に、お金を稼ぐ為の一つのツールとして働いているにすぎません。

 

だから、偏見を持って絶対に「風俗は行かないし!煙草も吸わない!パチスロもしないし、お酒も呑まない!」というように、最初から否定をするようなことはしないで欲しいと思うのです。

 

まあ、真っ当な業界ではないのは認めますが。それはあくまでコチラ側の人間の問題です。

 

みなさんは懐具合と、その場のテンションで行く・行かないの選択をすればいいと思います。

 

それでは、また。餅夫でした。

 

※1「e-Gov」売春管理法 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=331AC0000000118_20170401&openerCode=1
※2「e-Gov」風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323AC0000000122&openerCode=1