禁煙の成功の定義と成功への第一歩
禁煙を初めて間もなく150日が経過しようとしている。
今では吸いたい気持ちは全くといていいほど沸いてこない。コンビニに行って陳列されているタバコの棚を見ても「前は吸っていたな」とまるで人ごとだ。唯一コーヒーを飲んでいる時にだけ少し吸いたいと思ってしまうが・・・。
たまに飲み会で吸う人がいて「吸うか?」と聞かれるとついもらってしまう。なぜならもう常習的にタバコを吸わない自信があるからだ。
ネットでは1本お化けのせいで禁煙に失敗したと言う人が多いが、なぜだろうかと正直首をかしげてしまう。
禁煙の成功とは
そもそも禁煙の成功とはいったい何を持って言えるのだろうか?
ニコチンが体から抜ける3日?肺機能が回復する3ヶ月?キリがいいから1年間?もしかすると禁煙に成功はなく、ただ吸わない日簿が積もるだけという情けの無い回答をする人もいると思う。
個人的には、禁煙の成功=日常的にタバコを吸う習慣がなくなった時だと思う。
目が覚めてすぐにタバコに手が伸びず、食後も吸わず、暇ができた時にライターと灰皿を探さなくなったら禁煙が成功したと胸を張ってもいい。
甘いと考える人も多いと思うが、そもそも自分に甘くなかったらタバコなんて吸ってないのだ。辞めた時くらいみんな褒めてくれたってバチは当たらないと思う。
吸いたくなる人ならない人
酒の席では喫煙するくせに日常的に喫煙しない人は、この生活習慣がしっかりしているのだと思うようになってきた。
いくら長い間禁煙していたとしても、喫煙衝動が襲ってきた時に、視界の中にタバコがある人とない人とでは誘惑の度合いが違うように、吸わない人はしっかりとタバコと別れて生活している。
例えば、今まで目が覚めた時に朝の一服が習慣化していたのなら、そこでシャワーを浴びに行く。コーヒータイムにタバコを吸うならその時間ごと削ってしまうなど、少しでもタバコと結びつくような箇所は削るべきだと思う。
一日の行動を見直すと、細かい行動は抜きにして大筋は昨日とはほとんど同じだったということはないだろうか?
朝起きて歯を磨く前にタバコを吸って出勤。会社近くのコンビニでコーヒーを買って会社の喫煙所で一服してオフィスへ、みたいなルーティンだ。
つまりは人は無意識の中で同じルートをなぞっている節がある。大筋は変わらないのに、そこからタバコだけ取り除くと、物足りなさを感じるようになる。そしてその違和感の原因としてタバコを強く意識してしまうことになる。
こういった事が無いように大変だが一から全く新しい習慣を構築することを勧めたい。実行しやすいことからいうと、喫煙者の方はコーヒーを飲む習慣がある方が多いと思う。
コーヒーを飲むこと=タバコを吸うと関連づけられている人は、いくら禁煙をしていても、タバコのことを意識しないようにしても、結局はいつもと同じ行動をしてはタバコを強く意識してしまうことになるだろう.。
まずは一ヶ月コーヒーを飲まないことから始めてみてはいかがだろうか?