禁煙と転職とモテたい願望

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小さい頃からイタイ子だった僕のお話

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出会いは突然に

先日実家に帰って物置を清掃していると青い表紙の文集が出てきた。名前見ると僕の名前。まぎれもなく僕の物だった。○○小学校6年2組文集と書かれている。小学6年生というと12歳前後だろうか。今の年齢を2分割した数字よりも小さいその数に驚きながらも、やはり懐かしさを感じたのだった。

 

 

小さい頃は

今でこそ成人男性よりもほんの少しばかり高い身長を持っている僕だが、高校生に上がるまでは本当に最前列に並ぶようなミニマムボーイだった。今でも中学3年生の時点では155cmしかなかったことも覚えているし、当時の合唱会でクラスの男子の中で僕だけソプラノに選ばれたのは今でも異議申し立てをしたいと思っている。

 

そんな小さな少年時代だったが、自分でいうのもなんだが大変に愛らしかったと思う。プックリとしたほっぺたにニコニコした笑顔。「平成初期の純朴な少年」という題目があったら間違いなく選ばれるであろうキュートさを持っていた。

 

まあそんな自分のことだ可愛らしいことを書いていいるのだろうと思いながらページを開くと、まず最初に目についたのはクラスの色々なランキングだった。皆さんもご存じ通り、学生時代のランキングや生徒会選挙などただの人気者が幅を利かせる弱肉強食の世界!早速先行きが不安である。※全てベスト3

 

カッコイイ男子→ランクインならず

面白う男子→ランクインならず

将来ビッグになっていそうな男子→ランクインならず

 

もう既に暗雲が立ち上っているのを感じた。流石小学生のランキング。男女20人ずつしかいなかったのに、ここまでさらしあげるなんて恐ろしすぎる。少しだけ震える手でページをめくるとついに僕の名があった

 

足の速い男子→第2位

長生きしそうな人→第1位

お米が好きそうな人→第1位

 

どういうことだよ!?最後の2つ!めちゃくちゃお情けじゃないか!しかも長生きしそうな人で1位とったんなら、お米が好きそうなランキングは必要ないだろ!別のやつにやれよ!もしも本当に僕がクラスの中でお米が好きそうな顔をしていたとしても、そこは客観的な評価なんだから1位をとってない奴に日の目を観させてやれよ!そう思ってもう一度見直すと、流石まだ「みんな並んでゴールじゃなかったころの世代」名前がランキングに乗ってない奴がいる。今だとありえないほど時代故の残酷さを感じた。お笑い関係で上位ランクインしているだけましだったのだろうか。

 

ぼくのゆめは○○です

もう少し項を進めると.ついにきた。自分のプロフィール紹介のページだ。構成としては1ページを使い定められた欄を記入するのだ。空白には名前と似顔絵、好きな教科と好きな給食。そして将来の夢の項目があった。なかなかスタンダードな構成だ。

 

お、Hくんの将来の夢は野球選手か。たしかに君は小学校時代にはリトルリーグで全国優勝をしてたな。それから勉強なんてそっちのけで中学時代も過ごし、高校・大学は共に推薦で進むんだ。なんだかんだで高校まで一緒だったけど、お前が勉強しているところを俺は見たことがないそ。そんな君も今では立派な麺職人。日夜工場で働いていることはみんな知ってるよ。嫁さんは隣のページに載っているMちゃんだ。野球選手にはなれなかったけどそクッソ幸せそうで正直羨ましい。

 

というように昔と今を対比しながら読み進めるとありました、餅夫のページ。

 

名前や好きな教科はいいとして、好きな給食からして香ばしかった。基本的に小学生の好きな給食なんてたかが知れてる。カレーかメロンパンか揚げパン、もしくは肉かフルーツポンチだ。だいたい他のクラスメイトだって同じようなもんだった。間違ったって「食パン」なんて回答は僕以外にないだろう。事実目を皿のようにクラスメイトを探したがなかった。悲しかった。

 

だがこれについては言い訳をさせてほしい。多分なのだが、僕の実家は農家でやはりお米が主食で、当時は一ヶ月に一度ほどしかパンを食べておらず、噛めば噛むほどに甘く感じる食パンが(特にカタい耳)が好きだったのだ。そうに違いない。しかし、つい先ほどお米が好きそうな男子1位だったのに、それを早々にぶちこわす将来の空気ブレイカーの片鱗をここで見たような気がする。

 

開始早々のジャブはなかなかのダメージだったが、ここからが本番だ。

将来の夢

将来の夢。ここでは大まかな性格がわかる。

1.プロスポーツ選手
これを書いている奴はもれなくリア充で脳筋だ。この世の中が自分中心に回っていると感じているに違いない。恥も外聞もなく自分は頂上に登れる男だと驕れるタイミングはおおよその男がこのタイミングしかないだろうし、なんだかんだ人生楽しんでいるやつはこのパターンだ!

 

2.警察官や消防官、大工さんなど
他のクラスメイトよりはちょっと大人びているイメージだろうか。確実に手の届く範囲でありながら、カッコイイ大人像をチョイスする抜け目のなさ。逆を言えば小学男子にしては少し手堅すぎて面白くない。

 

3.飲食系
ちょっと自分に自信がないのが玉に瑕。大それた夢も持てないがサラリーマンと書くと先生に怒られそうだからと、自分をごまかしちゃったパターン。ガチで書いている奴はだいたいデブ。お前が食うのかよ。

 

4.お医者さんや政治家
とっても頭が良いお子様はそれなりのことを書くのだ。「○○君ならなれるよ~」なんて可愛目の女子から言われちゃう賢い子どもはちゃっかり自分の承認欲を満たしながらも、父母の喜ぶ選択肢を選べてしまうものなのだ。

 

5.その他

危険です。特にあいまいなことを書いている子どもは将来どうなってしまうか検討も付きません。危険です。

 

1では無いと考える。運動は出来たが、それほどリア充と呼べるほど輪の中心的人物ではなかった。それでは2か。警察官は昔憧れていたことがある。なかなかに確率は高いと言える。3はないと断言できる。僕は当時から空気を読まずにサラリーマンと書ける男子だった。となると4はない。変わりにグングンと順位を上げてきたのが5だ。

 

いや、しかし長生きししそう&お米が好きそうをダブル1位の時点で、クラス内評価が大体分かってしまう。そうだ。分かりたくなかったのだ。

 

多分5番だ。そう確信した。下を見た。やばい、やはり5番だ。しかもレベルもやばい。

 

 

「世界中の道を歩きたい」

 

 

どういうことだ。仕事ですらない。どうやって収入を得るつもりなんだろうか12歳の僕は。ふんわりしているとしか言いようがない。でも確かに覚えがある。確かにいろいろな所を歩き回るのが好きな少年だった。そしてそれは今も変わっていないような気がする。趣味のカメラや自転車なんてその代表格だろう。でもだからって、少し短絡的ではないだろうか。お寿司が好きな少年だって(将来は)マグロ漁船に乗るなんて書かないだろう。

 

どうして先生は書き直しを要求しなかったんだろうか。殴ってでもサラリーマンに書き直せと言って欲しかったと思った。だがきっと先生はちゃんと注意したのだ。12歳の僕に。

 

「こら餅夫。みんな真面目に買いとるだろうが。お前も書け」でも僕はきっと反対したのだろう。子どものころから流されやすい漂流ボーイだったのに、変なところで頑固なのはきっと昔からなのだ。

 

つまるところ僕は12歳のころから本質的な成長はしてなくって、少しばかり小賢しくなっただけなんだろう。

 

 

まあ、ぶっちゃけると夢を見た時に正直「イイね!」と思ったし、当時の僕は可愛さの欠片なんてなく、ただただイタイ子だったことが証明されてしまった。悲しい。