禁煙と転職とモテたい願望

会社に退職の意思を告げるも、今は繁忙期だからと流される餅夫のブログ Twitter始めましたが友達がいません→https://twitter.com/mochitakeo1

僕が会社を訴えたわけ6

f:id:mochitakeo:20170923030733j:plain

今までのあらすじ。

新卒枠で拾ってくれた会社を「叶えたい夢があるので」と入社半年足らずで退社する餅夫。
そんな彼が陥ったのは自堕落な実家生活だった。
しかしあることがきっかけで立ち直り、夢の第一歩としてB社に就職する。
だが、そこはナイトレジャーのブラック会社だった。
奴隷のように働く餅夫だったが3年間勤め上げ、いよいよ退職することを決意!
同時に訴訟の準備も秘密裏に進める。
そしてついに有給開始。だが、いざ弁護士電話を掛けようとするも、
あるはずもないB社の報復を恐れて電話ができない餅夫であった。
←今ココ!


元同期からの電話

ふさぎ込んでいた僕に一本の着信がありました。ディスプレイには知らない電話番号が映し出されます。もしかして訴えようしているのがバレたのか!?この時の僕は真面目にそう思いました。

 

ビクビクしながら電話に出ると、耳に聞こえてきたのはB社時代に仲の良かった元同僚からの声。風の噂で僕がとうとう会社を辞めることを知り、電話をしてくれたのでした。要件としては、しがらみもなくなったので久々に飲みに行ないかとのお誘い。暇を持て余していた僕は、もちろんと二つ返事で応えました。

 

約束した時間までは夜でまだ随分時間がありましたが、今日はそんな気分じゃないと電話を早々に手放したことを覚えています。

 

1年半ぶりの再会

久々に会った同僚は、記憶の中にある彼よりも随分と痩せていました。彼に好きだったお酒とお菓子を辞めたのかと尋ねるとNOという返事。ニコッと懐かしい笑顔で「タバコスロットお菓子もオレの人生そのもの。辞めるわけがない」と言い放ちました。相も変わらないクソのような人間性に、ただただ僕は親近感となつかしさを感じていました。

 

彼は僕の一カ月前にB社に入社した言わば同期とも呼べる存在でした。所属する課こそ違いましたが、25時や26時で帰宅できていた新人時代には二人でよく飲みに出かけていました。ただ、そんな彼ですが会社に見切りをつけるのは早く、1年半ほど務めると消えるように退職してしまったので、実に1年半ぶりの再開でした。

 

乾杯をした時の言葉は、こんな早い時間から飲めるなんて俺らも偉くなったもんだでしょうか。正確には覚えていませんが、たしかこんなことを言い合ったような気がします。入社時の苦労話から始まって、同僚が退職してからの会社がどう変わったかなど話のタネは尽きませんでした。

 

酒の勢いと決意

時間が経つとだんだんと話題も深くなっていきます。2時間が経つころには、僕たちよりも先に退職した人の行先の話になりました。同僚は昔からコミュニケーション能力が高い奴だったので、今でもそういった話題に事欠かない奴でもありました。だからこそ会社の有給消化時に誰よりも早く連絡を取ってきたことも、今思えば自然なことだったんでしょう。

 

そんな時、ポロっと、つい酒の勢いで訴訟を考えていることを伝えてしまいました。彼が社外ということもあって安心してしまったのでしょう。

 

ただ彼はさほど驚いていない様子で、どこか納得したような顔をして言いました。「やっぱり、辞めたらそう思うよね。Aさんも、Bさんもオレもだいたい辞めたやつ同じこと考えてたよ」。でも、と続けます。「それでも行動に移した奴は、オレが知る限りではいないと思う。会社が会社だし。訴えたら何してくるかわからないから怖いもんね。まあ仕方ないって」

 

その言葉がやけに僕の心の残りました。

 

「みんな考えてた」

 

「怖いもんね」

 

「仕方ない」

 

もう既に彼の中ではB社での出来事は過去の出来事になっていたようでした。僕もあと数年たてば笑い話にできるのだろうと時思いました。でもそう考えると我慢できませんでした。このまま なあなあ で過ごしていくと自分がダメな人間になりそうな気がしたのです。

 

このままB社の過去を引き摺ってビクビク過ごすのは嫌だと思いました。自己満でもいい。夢を叶えるために無茶なレールに乗ったんです。ここで引き下がったらおとなしく実家を継いどけよという話じゃないですか!なにがB社だ!とその時初めて思えました。そこから下戸の僕には珍しくお酒をだいぶ飲んだ記憶があります。

 

次の日の僕は慣れないお酒を大量に飲んだことにより二日酔いで最悪の気分でした。しかも目が覚めると既に12時を回っていました。まったくもって最悪な一日の始まりでした。

 

だけれどもそんな最悪な一日の始まりに、ようやく僕は弁護士事務所の電話番号を最後まで押す決心がついたのでした。